作家ブログvol.2-猫のしずちゃんぬいぐるみご来訪
こんにちは。作家の北島です。
いつも弊社のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
先日、2年前にお届けさせていただいた猫のしずちゃんぬいぐるみ(作品ページはこちら)と、ご依頼主さまが、工房へお越しくださいました。
遠方から、キャリーケースにしずちゃんを入れてお越しくださいました。
重かったでしょうに…感謝の気持ちでいっぱいです。
クレートに入るしずちゃんぬいぐるみ
ご依頼主様としずちゃんぬいぐるみ
毎年、奈良の鹿さんに会いにいらっしゃるとのことで、今回はそのご旅行の途中に、しずちゃんぬいぐるみと一緒に工房にもお立ち寄りいただきました。
少しお掃除(メンテナンス)をさせていただきました。
作品を制作した直後は、全力を出し尽くしているため、どこか燃え尽きたような気持ちになるのですが、こうして年月が経ち、またその子に再会すると、ただただ「可愛いなあ」と、しみじみ思います。
しずちゃんは、ご依頼主さまのもとでしっかりと家族の一員になっており、私も「制作者」という立場ではなく、同じ目線で愛おしさを共有できます。お嫁に出した娘が久しぶりに実家に帰ってきたような…そんな感覚に近いかもしれません。
最初にお問い合わせをいただいた時のこと、そして制作中のこと——さまざまな情景が頭に浮かびました。
ご依頼いただいたのは、今から4年ほど前のこと。さまざまな想いを胸に秘めてのご依頼だったことを、今でもよく覚えています。
その後、こうして4年の時を経て、お元気なお姿で工房にお越しいただけたことが、本当に嬉しく、作家としてこれ以上の喜びはありません。
作品を通じて、ご依頼主さまと再び心を通わせることができる——そんな瞬間に立ち会えることが、何よりも励みになります。
おかげさまで、数年にわたるお付き合いを続けてくださるお客さまも多く、なかには10年、20年とご縁を繋いでくださっている方もいらっしゃいます。
すべては、犬くんや猫ちゃんたちが結んでくれたご縁。
心からありがたく思っております。
ご依頼主さまが撮影 ・奈良公園の鹿くん
物語のある素敵な写真です。